検定試験問題解説第113回4級後編
長文問題では副詞の用法を尋ねる問題が多く出題されています。副詞「才」は、ある事柄の発生・終了が遅いと感じた場合に、「~,才・・・」の形で「~して、やっと・・・した」。副詞「又」は、「~(以)后,又・・・」の形で用いて,ある動作が終わった後で別の動作が続くことを示し、「~してからまた・・・/~してから今度は・・・」。
検定試験問題解説第113回4級前編
動詞「来(lái)」は、別の所から話し手の所へ「来る/やって来る」という意味で、通常は〔主語(動作主)+来〕という形式で用いますが、主語が場所や時間として、目的語の動作主がやってきたと表す用法もあります。主語が場所:〔主語(場所)+来了+目的語(動作主)〕、主語が時間:〔主語(時間)+来了+目的語(動作主)〕。
検定試験問題解説第113回3級後編
長文問題は、名前の改名についてがテーマです。難しく考えずに、問題を解きながら順番に読み進めていけば、確実に解答できます。冒頭で意外なテーマを見せらても、決して慌てないことが肝要です。中文作文では、形容詞述語文の問題が出題されています。中国語では「形容詞」がそのまま述語になり、「是」は使いません。「主語+形容詞」です。
検定試験問題解説第113回3級前編
2024年11月に実施された第113回中国語検定試験3級の解説です。これまで基礎的文法の知識の問題が多く出題されていましたが、最近は、用語の用法を尋ねる問題が増えてきています。例えば、動詞「成为:(今の状況から変わって)・・・になる」、副詞「一共:合計で/合わせて」など単語の使い方を知らないと回答できない問題などです。
検定試験問題解説第112回4級後編
今回は2024年6月に実施された第112回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説の後編です。第4問は、長文読解の問題です。長文本文中の空欄に適切な用語を入れる問題では、必ずしも長文全体を読まなくても解答できます。中文作文では、簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できませんので、日頃から簡体字を書く練習をしてください。
検定試験問題解説第112回4級前編
中国語検定試験4級の攻略法は、中国語特有の語順の基本を正確にマスターすることにあります。今回の出題では、代詞「这儿」や副詞「不」の基本的用法も語順の問題として登場していますので、基礎固めの確認にお勧めです。「神部龍章の部屋」では、語順に着目し、文章を分解して説明していますので、その基本をしっかりと学習いただけます。
検定試験問題解説第112回3級後編
今回は2024年3月に実施された第112回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。長文問題は、広州に住んでいる周君が夏休みに山に遊びに行き、そこで知り合った辰君と仲良くなります。2か月後の紅葉の季節には美しく色づいた葉を見られるとの話になりますが、周君は学校があるので秋にはもう一度遊びに行けません。そこで・・・
検定試験問題解説第112回3級前編
2024年6月に実施された第112回中国語検定試験3級の解説です。疑問代詞「什么时候」は「いつでも」。副詞「都」を伴い「主語 + 什么时候 + 都+動詞」という語順になります。副詞「一点儿」は、「一点儿+也/都+不/没有」の形で用い「少しも・・・ない」。疑問詞「怎么」は、「怎么+動詞」の形で疑問文に用い「どのように」。
検定試験問題解説第111回4級後編
今回は2024年3月に実施された第111回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説の後編です。第4問は、長文読解の問題です。長文本文中の空欄に適切な用語を入れる問題では、必ずしも長文全体を読まなくても解答できます。中文作文では、簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できませんので、日頃から簡体字を書く練習をしてください。
検定試験問題解説第111回4級前編
中国語検定試験4級の攻略法は、中国語特有の語順の基本を正確にマスターすることにあります。「神部龍章の部屋」では、語順に着目し、文章を分解して説明していますので、その基本をしっかりと学習いただけます。そして、「中国語文法講座」の基本をしっかりと学習してください。そうすれば、4級の問題はスムーズに解けます。ぜひお試しを!
検定試験問題解説第111回3級後編
今回は2024年3月に実施された第1110回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。試験問題の解説を通して短期間で合格を目指すポイントを説明いたします。中文作文では簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できません。日頃から簡体字を書く練習をしてください。簡体字を書く練習をしておくと本番でも慌てないと思います。
検定試験問題解説第111回3級前編
今回は2024年3月に実施された第111回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説(前編)です。過去の試験問題の解説を通し、短期間で合格を目指すポイントを説明します。神部龍章の部屋では中国語文法講座(全20回)もございます。こちらも合わせてご覧ください。 検定試験問題の傾向や出題内容、検定試験問題の解き方を徹底解説中!
検定試験問題解説第110回2級後編
2023年11月実施の第110回中国語検定試験2級(筆記試験)の解説の後編。空欄埋め問題は、解説が示すとおり、きちんと比較しながら、違いをしっかり確認することが大切。中文和訳の問題は、まずは全体の内容を把握することが正解への近道。流れで想像できるところは結構あると思います。中文作文問題は、普段の作文を書く練習が肝要。
検定試験問題解説第110回2級前編
2023年11月に実施された第110回中国語検定試験2級(筆記試験)の解説の前編です。長文問題は、やはり「習うより慣れろ」という感じで、中文の長文を読み慣れることが大切です。語順の問題は、語順の基本を正確にマスターすることに尽きます。用語の意味を尋ねる問題は、意味を知ってさえいれば一瞬で回答できる問題です。
検定試験問題解説第110回3級後編
2023年11月に実施された第110回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。試験問題の解説を通して短期間で合格を目指すポイントを説明いたします。中文作文では簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できません。日頃から簡体字を書く練習をしてください。簡体字を書く練習をしておくと本番でも慌てないと思います。
検定試験問題解説第109回4級後編
2023年6月に実施された第109回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説【後編】です。3級合格を目指して勉強していても、勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。
検定試験問題解説第109回4級前編
2023年6月に実施された第109回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説【前編】です。3級合格を目指して勉強していても、勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。
検定試験問題解説第109回3級後編
2023年6月に実施された第109回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。試験問題の解説を通して短期間で合格を目指すポイントを説明いたします。中文作文では簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できません。日頃から簡体字を書く練習をしてください。簡体字を書く練習をしておくと本番でも慌てないと思います。
検定試験問題解説第109回3級前編
2023年6月に実施された第109回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説(前編)です。直近の試験問題の解説を通して、短期間で合格を目指すポイントを説明いたします。神部龍章の部屋では中国語文法講座(全20回)もございます。こちらも合わせてご覧ください。
検定試験問題の傾向や出題内容、検定試験問題の解き方を徹底解説中!
検定試験問題解説第108回4級後編
2023年3月に実施された第108回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説【後編】です。3級合格を目指して勉強していても、勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。
検定試験問題解説第108回4級前編
2023年3月に実施された第108回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説【前編】です。3級合格を目指して勉強していても、勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。
検定試験問題解説第108回3級後編
2023年3月に実施された第108回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。直近の試験問題の解説を通して、短期間で合格を目指すポイントを説明します。長文読解で本文の内容と一致するものを選ぶ問題にて確実に得点するには、確実に正しくないものを消去する「消去法」がお薦めです。ただし、全体の時間配分に留意が必要です。
検定試験問題解説第108回3級前編
2023年3月に実施された第108回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説です。直近の試験問題の解説を通じ、短期間で合格を目指すポイントを説明します。世の中には各種教材が出ていますが、語順をきちんと説明しているものは、まだまだ少ないと思います。語順の基本を正確にマスターすれば、短期間で3級合格も達成できると思いますよ。
第3章 出題内容を知る・筆記試験❶
検定試験の筆記問題では、空欄を埋める問題や語順の問題で高得点を狙います。解答に必要な最小限の知識とポイントを知っていれば正解率も自然と上がります。正しいピンイン表記を選ぶ問題でもよい方法が一つあるよ。結局、声調の上がり下がりを意識して練習しないと上達しないので、練習すれば「語感」が自然と身についてくるので「心配無用」。
検定試験問題解説第107回4級
2022年11月に実施された第107回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説です。3級合格を目指して勉強していても勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。
検定試験問題解説第107回3級
2022年11月に実施された第107回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説です。直近の試験問題の解説を通して短期間で合格を目指すポイントを詳しく説明します。いろいろな教材が出ていますが、語順をきちんと説明しているものはまだ少ないと思います。語順の基本を正確にマスターすれば、短期間で3級合格も達成できると思います。
第8章 中検3級ピンイン
中検3級筆記試験では、問1で計10問(各2点、20点満点)のピンイン問題が出題されています。合格を目指すにはここで高得点をゲットしたいところです。しかし、単語を何でもかんでも記憶するのは大変短編です。そこで、過去の検定試験問題を徹底分析し、その傾向を探ってみました。音声教材付です。効果的かつ効率的に勉強いたしましょう!
第7章 中国語のドラマを見て楽しもう!
短期間で中検合格を目指すには中国語の語感を身に着けることが一番の近道です。今回は「中国語のドラマを見て楽しもう!」と題し、お薦めの5作品を紹介させていただきます。どれも豪華絢爛で見ごたえがあるドラマですよ。勉強として活用する一番良い方法は、全話見てから好きな場面などをYoutube動画で中国語版で視聴することです。
第6章 中国語のカラオケを歌ってみよう!
短期間で中検合格を目指すには、なんといっても中国語の語感を身に着けることが一番の近道です。今回は、「中国語のカラオケを歌ってみよう!」と題して、効果的な練習法などを解説いたします。必見ですよ。ちょっと勉強のことを忘れてエンジョイいたしましょう!ピンイン付き動画で歌を聴きながらピンインで発音を一つ一つ確認しましょう。
第5章 リスニング対策(Youtube動画を活用しよう)
第5章 リスニング対策(Youtube動画を活用しよう)
中検合格を目指すにはリスニング能力の向上は必須です。しかし、中国語教材を繰り返し聞くのは退屈ですよね。そこでぜひお薦めしたいのが「YouTube動画」の活用です。中国語のドラマなども無料で見放題です。便利な世の中になりました。今回は中国語のドラマの一幕を「YouTube動画」で見て活用する方法をご紹介いたします。
第4章 出題内容を知る・筆記試験❷
検定試験の筆記問題のうち、単語を並べる問題は要するに語順の問題です。長文の問題は最後にゆっくりと取り組むほうがよさそうだ。この講座の説明を少し読み進めただけで、中国語の作文が書けるようになりますよ。過去に出題された文例をノートに記録して、ポイントを整理しておけば、すらすらと書けるようになります。あとは簡体字の練習です。
第2章 出題内容を知る・リスニング❷
リスニング問題のうち、二人の会話を聞いて答える問題では、会話は結構長いが、全部を聞き取ろうとする必要は全くありません。この設問では、予め質問文が書いてありますので、そこに集中します。長文聞取りの問題では、長文の読み上げは結構長いと思いますが、全部を聞き取ろうとする必要はなく、話の要点を理解するように集中します。
第1章 出題内容を知る・リスニング❶
リスニングで高得点を取るには、聞き取る「コツ」が必要です。質問がいつも正しく聞き取れるとは限りません。例えば、「我早就到学校了,你在哪儿呢?」の質問のうち、前半は聞き取れず、後半の「あなたはどこにいますか?」だけ聞き取れたとします。その場合、短いやり取りですが、重要な点は通常どのように言うかを考える「想像力」です。
中国語文法講座
この講座は、過去の中国検定試験の出題内容を分析し、中国語文法に関する必須事項を全20回の講座で習得できるように構成しています。検定試験勉強中の方々には必見の講座です。また、中国語会話の上達、お仕事で活かせるように中国語を実践的に学びたい方々のために、全ての掲載例文にはネイティブスピーカーの音声教材も付けています。
中国語検定試験3級(筆記模擬試験)第1回
この模擬試験は、ブログサイト「神部龍章の部屋」の「短期間で中国語検定試験3級合格を目指す講座」、「中国語文法講座」をご覧いただいている読者の方々が実力確認を行われることを手助けするための教材です。本教材の内容は、日本中国語検定協会にて公開掲載されている内容を独自に分析した上で完全なオリジナル版として作成したものです。
番外編 広東語のカラオケを歌ってみよう!
今回は、番外編ということで、広東語のご紹介です。短期間で中検3級合格を目指しておられる皆さま方も気分転換としてお楽しみくださいませ。皆さんは、「広東語」というものをご存じですか。中国の広東省地方で話されている中国語の方言です。特に、香港とマカオは、特別行政区として独自の歴史があり、公用語として広東語が用いられています。
中検合格講座
欢迎参加神部龙章的中文讲座!
次回の第114回検定試験は、2025年3月23日(日)です。
こんにちは。ゴーヤンです。
今回は出題内容を知る(筆記)について説明いたします。
筆記試験の構成と配点
筆記(選択式・記述式)100点満点においては、第1問から第5問までの計41問で構成され、基本的には問題形式も毎回同じスタイルで出題されています。筆記試験でも65点以上を取る必要があります。
第1問 発音の問題(計10問、配点20点(各2点))
(1)~(5) 声調の組み合わせが同じものを選ぶ
(6)~(10) 正しいピンイン表記を選ぶ
第2問 空欄埋め問題(計10問、配点20点(各2点))
(1)~(10) 文中の空欄を埋めるのに正しいものを選ぶ
第3問 語順の問題(計10問、配点20点(各2点))
(1)~(5) 日本語の意味に合う正しい語順の中国語文を選ぶ
(6)~(10) 日本語の意味に合う正しい語順の中国語文を作る際に[ ]に入れる単語を選ぶ
第4問 長文読解の問題(計6問、配点20点((1)~(6):3~5点・各回で異なる))
(1)~(5) 長文中の空欄を埋めるのに適当なもの(適当ではないもの)を選ぶ
(6) 本文の内容と一致する(一致しない)ものを選ぶ
第5問 作文の問題(計5問、配点20点(各4点))<筆記試験>
(1)~(5) 日本語を中国語に訳す(簡体字で書く)
第1問の前半5題 声調
《組み合わせが同じ声調を選ぶ問題》
第1問の前半5題は、声調の組み合わせが同じものを答えの選択肢4つの中から選びます。
中国語においては、漢字一つずつに「四声」という4つの声調があり、声調の上がり下がりが違うと全く通じません。
例えば、問題「完成」、選択肢「①原来 ②解决 ③研究 ④感到」の場合、
完成 wán chéng(第2声+第2声)なので、これと同じ声調の組み合わせのものを選びます。
①原来 yuán lái (第2声+第2声)これが正解!
②解决 jiě jué (第3声+第2声)
③研究 yán jiū (第2声+第1声)
④感到 gǎn dào (第3声+第4声)
それでは、これはどうでしょうか。
問題「运动」、選択肢「①条件 ②健康 ③散步 ④代表」の場合、
运动 yùn dòng (第4声+第4声)(ちなみに、「运动」は、「運動」の簡体字です。)
①条件 tiáo jiàn (第2声+第4声)
②健康 jiàn kāng (第4声+第1声)
③散步 sàn bù (第4声+第4声)これが正解!
④代表 dài biǎo (第4声+第3声)
《声調の勉強法》
要するに、知っていないと答えられないので、本格的に対策を講じるには、一つ一つ覚えるしか手はない訳ですが、それはあまり楽しい勉強方法だと言えませんよね~。そもそも、皆さまご承知のとおり、そもそも、中国語のネイティブスピーカーの方々は、学校の授業で四声を頭に叩き込んだのではなくて、日常生活の中で自然に身につけていますよね。
不自然な勉強方法は長続きしません。私たちも同様に中国語の勉強を進める過程において、自然に身に着ければよいと思います。中国語の勉強では、読む練習と聞く練習が必須ですが、これらを実践するときに、声調の上がり下がりを意識して練習しないと上達しないので、そのように練習されると思います。そうすると「語感」が自然と身についてくるので「心配無用」です。
皆さま、こんにちは。チャッピーです。
そもそも、検定試験は満点を取る必要がないよね?
「5問のうち、3問程度正解すればOK!!」と考えておけば、気楽にクリアーできそうな気がしてくると思うぞ。
チャッピーさん、そうかもしれないけど、それはどうでしょうね?
でも、「気楽にクリアーできそうな気がしてくる」のは大事なことだね。
第1問の後半5題 ピンイン
《正しいピンイン表記を選ぶ問題》
第1問の後半5題は、正しいピンイン表記を答えの選択肢4つの中から選ぶ問題だよ。
例えば、問題「工业」(「工業」の簡体字)のピンイン表記は「gōng yè」なので、これを選択肢の中から選びます。
問題「服务」(「服務」の簡体字)のピンイン表記であれば「fú wù」です。
この設問も、知らないと答えられないので、本格的に対策を講じるには、一つ一つ覚えるしか手はない訳ですが、それはあまり楽しい勉強方法だと言えません。良い方法が一つあります。
パソコンで文章を書くときに、皆さまはどのような変換を使っているでしょうか?ローマ字変換を使っているならば、中国語の文章作りも比較的簡単に習得できますよ。言語設定で「中国語(簡体字、中国)Microsoft Pinyin」というものを追加してください。この設定に切り替えるとローマ字変換の感覚で、ピンインを打ち込むと簡体字の候補が自動的に表記されます。この機能を用いて文章を作る練習をすると、ピンインが自然と身に付きます。
検定試験は満点を取る必要はないので、この設問についても「5問のうち、3問程度正解すればOK!!」と考えると、気楽にクリアーできそうな気がしてくるぞ。
以上のとおり、「声調」と「ピンイン表記」については、勉強の過程で自然に身に着ける戦法!とすれば、特段、机に向かってせっせと暗記するといった時間が不要になると思います。
第1問については、「10問中、6問は正解すること」を目指すのはいかがでしょうか。
いい考えでしょう?
ちなみに、4つの選択肢から選ぶ方式なので、当たる確率は4分の1(25%)だね。
つまり、10問全部に同じ番号を選んでも、確率の計算上、2~3問は正解するのだよ。
ふっふっふ。
声調については「語感」を自然と身につけて、そして、ピンイン表記については「中国語(簡体字、中国)Microsoft Pinyin」でピンイン変換を用いて文章を打つことを続けているとこちらも自然と身に付きますよ。ファイト!!
当たる確率を6割程度にするのは、困難なことではなさそうだね。
はっはっは
第2問 空欄埋め
《文中の空欄を埋める問題》
第2問は、文中の空欄を埋めるのに正しいものを答えの選択肢4つの中から選びます。
(例題)問題文「为了减肥,他每天只吃两( )饭。」、選択肢「①场 ②遍 ③趟 ④顿」の場合、( )の中に入れるのはどれが正しいかを答える問題です。
問題文には空欄がありますが意味は、「体重を減らすために、彼は1日2食しか食べません。」ということから、1日2食に着目して正しい単語を選びます。
ところで、中国語の初心者の方でも、「减肥」を見てダイエットのことかな?、「每天」というのは、もしかして毎日ということ?、「饭」はご飯?といった感じで想像できた方、かなりセンスがいいと思います。
現代の中国語においては、台湾・香港・マカオといった一部の地域を除き、「簡体字」を使っているので、私たちにとっては、最初は少し読みにくいという問題がありますが、漢字の意味が若干違う場合を除けば、漢字が示す意味はほとんど日本語と同じなので、実のところ初心者の方でもすでに読む能力はかなり高いと思います。
さて、この問題は、結局のところ、1日2食の1食、2食を数えるときに、どの漢字を使うのかを知っているかどうかに依存します。
もし、予め勉強して知っていれば、問題をぱっと見ただけで答えられるということです。食事の回数を数えるときには、「④顿」を使います。要するに解答のポイントをマスターすれば、正解率も自然と上がってきます。イメージはつかめたかな?
第3問の前半5題 語順
《正しい語順の中文を選ぶ問題》
第3問の前半5題は、日本語で示された文章の意味に合う正しい語順の中国語文を答えの選択肢4つの中から選びます。
(例題)問題文「わたしはきのう5 時間アルバイトをしました。」に対して、正しい語順の中国語文を選びます。答えの選択肢4つの中に答えが書いてあります。
例えば、解答を考えるのはこんな感じ。これから、順番に詳しく説明していくので、まず、ここでは、イメージとしてみてね。大切なことは何を勉強すればよいかを知ることです。
《語順の勉強イメージ》
この問題では、次に掲げる中国語の語順について知識があれば、すぐに解答できます。<語順の勉強イメージ>
- 中国語の語順の基本は、主語+述語(動詞)+目的語
- 副詞(例えば、時間、場所、頻度、程度など)は、動詞の前に置くこと
- 「動詞+了」の形で、動作・行為の実現・完了を表すこと (※この「了」はアスペクト助詞と言います。)
- 解答の選択肢には、「打工」(アルバイトをする)という離合動詞が出てきますが、数量などの程度を示すときには、単語が分離して、「打+(数量)+工」の形になること(※「打工」は、「打」(動詞)+「工」(目的語)が一つになった2音節動詞で、2つの形態素が分離するときがあり、「離合動詞(または離合詞)」と呼ばれています。)
- 目的語の名詞の前に数量を置く形式を「数量目的語」といいます。「五个小时工」という形式です。
したがって、「我昨天打了五个小时工。」という順序になります。
イメージはつかめたかな?この例題のように、離合動詞の問題は、毎回高い頻度で出題されていますので、このパターンを覚えておけば、問題をぱっと見ただけで答えられるということだよ。