中検合格講座

検定試験問題解説(第107回3級)

2022年12月21日

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検定試験問題解説第112回4級後編
検定試験問題解説第112回4級後編

今回は2024年6月に実施された第112回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説の後編です。第4問は、長文読解の問題です。長文本文中の空欄に適切な用語を入れる問題では、必ずしも長文全体を読まなくても解答できます。中文作文では、簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できませんので、日頃から簡体字を書く練習をしてください。

検定試験問題解説第112回4級前編
検定試験問題解説第112回4級前編

中国語検定試験4級の攻略法は、中国語特有の語順の基本を正確にマスターすることにあります。今回の出題では、代詞「这儿」や副詞「不」の基本的用法も語順の問題として登場していますので、基礎固めの確認にお勧めです。「神部龍章の部屋」では、語順に着目し、文章を分解して説明していますので、その基本をしっかりと学習いただけます。

検定試験問題解説第112回3級後編
検定試験問題解説第112回3級後編

今回は2024年3月に実施された第112回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。長文問題は、広州に住んでいる周君が夏休みに山に遊びに行き、そこで知り合った辰君と仲良くなります。2か月後の紅葉の季節には美しく色づいた葉を見られるとの話になりますが、周君は学校があるので秋にはもう一度遊びに行けません。そこで・・・

検定試験問題解説第112回3級前編
検定試験問題解説第112回3級前編

2024年6月に実施された第112回中国語検定試験3級の解説です。疑問代詞「什么时候」は「いつでも」。副詞「都」を伴い「主語 + 什么时候 + 都+動詞」という語順になります。副詞「一点儿」は、「一点儿+也/都+不/没有」の形で用い「少しも・・・ない」。疑問詞「怎么」は、「怎么+動詞」の形で疑問文に用い「どのように」。

検定試験問題解説第111回4級後編
検定試験問題解説第111回4級後編

今回は2024年3月に実施された第111回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説の後編です。第4問は、長文読解の問題です。長文本文中の空欄に適切な用語を入れる問題では、必ずしも長文全体を読まなくても解答できます。中文作文では、簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できませんので、日頃から簡体字を書く練習をしてください。

検定試験問題解説第111回4級前編
検定試験問題解説第111回4級前編

中国語検定試験4級の攻略法は、中国語特有の語順の基本を正確にマスターすることにあります。「神部龍章の部屋」では、語順に着目し、文章を分解して説明していますので、その基本をしっかりと学習いただけます。そして、「中国語文法講座」の基本をしっかりと学習してください。そうすれば、4級の問題はスムーズに解けます。ぜひお試しを!

検定試験問題解説第111回3級後編
検定試験問題解説第111回3級後編

今回は2024年3月に実施された第1110回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。試験問題の解説を通して短期間で合格を目指すポイントを説明いたします。中文作文では簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できません。日頃から簡体字を書く練習をしてください。簡体字を書く練習をしておくと本番でも慌てないと思います。

検定試験問題解説第111回3級前編
検定試験問題解説第111回3級前編

今回は2024年3月に実施された第111回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説(前編)です。過去の試験問題の解説を通し、短期間で合格を目指すポイントを説明します。神部龍章の部屋では中国語文法講座(全20回)もございます。こちらも合わせてご覧ください。 検定試験問題の傾向や出題内容、検定試験問題の解き方を徹底解説中!

検定試験問題解説第110回2級後編
検定試験問題解説第110回2級後編

2023年11月実施の第110回中国語検定試験2級(筆記試験)の解説の後編。空欄埋め問題は、解説が示すとおり、きちんと比較しながら、違いをしっかり確認することが大切。中文和訳の問題は、まずは全体の内容を把握することが正解への近道。流れで想像できるところは結構あると思います。中文作文問題は、普段の作文を書く練習が肝要。

検定試験問題解説第110回2級前編
検定試験問題解説第110回2級前編

2023年11月に実施された第110回中国語検定試験2級(筆記試験)の解説の前編です。長文問題は、やはり「習うより慣れろ」という感じで、中文の長文を読み慣れることが大切です。語順の問題は、語順の基本を正確にマスターすることに尽きます。用語の意味を尋ねる問題は、意味を知ってさえいれば一瞬で回答できる問題です。

検定試験問題解説第110回3級後編
検定試験問題解説第110回3級後編

2023年11月に実施された第110回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。試験問題の解説を通して短期間で合格を目指すポイントを説明いたします。中文作文では簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できません。日頃から簡体字を書く練習をしてください。簡体字を書く練習をしておくと本番でも慌てないと思います。

検定試験問題解説第110回3級前編
検定試験問題解説第110回3級前編

2023年11月に実施された第110回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説(前編)です。過去の試験問題の解説を通し、短期間で合格を目指すポイントを説明します。神部龍章の部屋では中国語文法講座(全20回)もございます。こちらも合わせてご覧ください。 検定試験問題の傾向や出題内容、検定試験問題の解き方を徹底解説中!

検定試験問題解説第109回4級後編
検定試験問題解説第109回4級後編

2023年6月に実施された第109回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説【後編】です。3級合格を目指して勉強していても、勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。

検定試験問題解説第109回4級前編
検定試験問題解説第109回4級前編

2023年6月に実施された第109回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説【前編】です。3級合格を目指して勉強していても、勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。

検定試験問題解説第109回3級後編
検定試験問題解説第109回3級後編

2023年6月に実施された第109回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。試験問題の解説を通して短期間で合格を目指すポイントを説明いたします。中文作文では簡体字を正確に記述できなければ正しく解答できません。日頃から簡体字を書く練習をしてください。簡体字を書く練習をしておくと本番でも慌てないと思います。

検定試験問題解説第109回3級前編 
検定試験問題解説第109回3級前編 

2023年6月に実施された第109回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説(前編)です。直近の試験問題の解説を通して、短期間で合格を目指すポイントを説明いたします。神部龍章の部屋では中国語文法講座(全20回)もございます。こちらも合わせてご覧ください。

検定試験問題の傾向や出題内容、検定試験問題の解き方を徹底解説中!

検定試験問題解説第108回4級後編
検定試験問題解説第108回4級後編

2023年3月に実施された第108回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説【後編】です。3級合格を目指して勉強していても、勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。

検定試験問題解説第108回4級前編
検定試験問題解説第108回4級前編

2023年3月に実施された第108回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説【前編】です。3級合格を目指して勉強していても、勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。

検定試験問題解説第108回3級後編
検定試験問題解説第108回3級後編

2023年3月に実施された第108回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説の後編です。直近の試験問題の解説を通して、短期間で合格を目指すポイントを説明します。長文読解で本文の内容と一致するものを選ぶ問題にて確実に得点するには、確実に正しくないものを消去する「消去法」がお薦めです。ただし、全体の時間配分に留意が必要です。

検定試験問題解説第108回3級前編
検定試験問題解説第108回3級前編

2023年3月に実施された第108回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説です。直近の試験問題の解説を通じ、短期間で合格を目指すポイントを説明します。世の中には各種教材が出ていますが、語順をきちんと説明しているものは、まだまだ少ないと思います。語順の基本を正確にマスターすれば、短期間で3級合格も達成できると思いますよ。

第3章 出題内容を知る・筆記試験❶
第3章 出題内容を知る・筆記試験❶

検定試験の筆記問題では、空欄を埋める問題や語順の問題で高得点を狙います。解答に必要な最小限の知識とポイントを知っていれば正解率も自然と上がります。正しいピンイン表記を選ぶ問題でもよい方法が一つあるよ。結局、声調の上がり下がりを意識して練習しないと上達しないので、練習すれば「語感」が自然と身についてくるので「心配無用」。

検定試験問題解説第107回4級
検定試験問題解説第107回4級

2022年11月に実施された第107回中国語検定試験4級(筆記試験)の解説です。3級合格を目指して勉強していても勉強に行き詰まったり、不安になったりすることはありませんか?そういうときには、下のレベルの4級試験問題を気分転換でトライしてみるとよいと思います。スラスラと解ければ、自信にもつながると思います。

検定試験問題解説第107回3級
検定試験問題解説第107回3級

2022年11月に実施された第107回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説です。直近の試験問題の解説を通して短期間で合格を目指すポイントを詳しく説明します。いろいろな教材が出ていますが、語順をきちんと説明しているものはまだ少ないと思います。語順の基本を正確にマスターすれば、短期間で3級合格も達成できると思います。

第8章 中検3級ピンイン
第8章 中検3級ピンイン

中検3級筆記試験では、問1で計10問(各2点、20点満点)のピンイン問題が出題されています。合格を目指すにはここで高得点をゲットしたいところです。しかし、単語を何でもかんでも記憶するのは大変短編です。そこで、過去の検定試験問題を徹底分析し、その傾向を探ってみました。音声教材付です。効果的かつ効率的に勉強いたしましょう!

第7章 中国語のドラマを見て楽しもう!
第7章 中国語のドラマを見て楽しもう!

短期間で中検合格を目指すには中国語の語感を身に着けることが一番の近道です。今回は「中国語のドラマを見て楽しもう!」と題し、お薦めの5作品を紹介させていただきます。どれも豪華絢爛で見ごたえがあるドラマですよ。勉強として活用する一番良い方法は、全話見てから好きな場面などをYoutube動画で中国語版で視聴することです。

第6章 中国語のカラオケを歌ってみよう!
第6章 中国語のカラオケを歌ってみよう!

短期間で中検合格を目指すには、なんといっても中国語の語感を身に着けることが一番の近道です。今回は、「中国語のカラオケを歌ってみよう!」と題して、効果的な練習法などを解説いたします。必見ですよ。ちょっと勉強のことを忘れてエンジョイいたしましょう!ピンイン付き動画で歌を聴きながらピンインで発音を一つ一つ確認しましょう。

第5章 リスニング対策(Youtube動画を活用しよう)
第5章 リスニング対策(Youtube動画を活用しよう)

中検合格を目指すにはリスニング能力の向上は必須です。しかし、中国語教材を繰り返し聞くのは退屈ですよね。そこでぜひお薦めしたいのが「YouTube動画」の活用です。中国語のドラマなども無料で見放題です。便利な世の中になりました。今回は中国語のドラマの一幕を「YouTube動画」で見て活用する方法をご紹介いたします。

第4章 出題内容を知る・筆記試験❷
第4章 出題内容を知る・筆記試験❷

検定試験の筆記問題のうち、単語を並べる問題は要するに語順の問題です。長文の問題は最後にゆっくりと取り組むほうがよさそうだ。この講座の説明を少し読み進めただけで、中国語の作文が書けるようになりますよ。過去に出題された文例をノートに記録して、ポイントを整理しておけば、すらすらと書けるようになります。あとは簡体字の練習です。

第2章 出題内容を知る・リスニング❷
第2章 出題内容を知る・リスニング❷

リスニング問題のうち、二人の会話を聞いて答える問題では、会話は結構長いが、全部を聞き取ろうとする必要は全くありません。この設問では、予め質問文が書いてありますので、そこに集中します。長文聞取りの問題では、長文の読み上げは結構長いと思いますが、全部を聞き取ろうとする必要はなく、話の要点を理解するように集中します。

第1章 出題内容を知る・リスニング❶
第1章 出題内容を知る・リスニング❶

リスニングで高得点を取るには、聞き取る「コツ」が必要です。質問がいつも正しく聞き取れるとは限りません。例えば、「我早就到学校了,你在哪儿呢?」の質問のうち、前半は聞き取れず、後半の「あなたはどこにいますか?」だけ聞き取れたとします。その場合、短いやり取りですが、重要な点は通常どのように言うかを考える「想像力」です。

中国語文法講座
中国語文法講座

この講座は、過去の中国検定試験の出題内容を分析し、中国語文法に関する必須事項を全20回の講座で習得できるように構成しています。検定試験勉強中の方々には必見の講座です。また、中国語会話の上達、お仕事で活かせるように中国語を実践的に学びたい方々のために、全ての掲載例文にはネイティブスピーカーの音声教材も付けています。

中国語検定試験3級(筆記模擬試験)第1回
中国語検定試験3級(筆記模擬試験)第1回

この模擬試験は、ブログサイト「神部龍章の部屋」の「短期間で中国語検定試験3級合格を目指す講座」、「中国語文法講座」をご覧いただいている読者の方々が実力確認を行われることを手助けするための教材です。本教材の内容は、日本中国語検定協会にて公開掲載されている内容を独自に分析した上で完全なオリジナル版として作成したものです。

番外編 広東語のカラオケを歌ってみよう!
番外編 広東語のカラオケを歌ってみよう!

今回は、番外編ということで、広東語のご紹介です。短期間で中検3級合格を目指しておられる皆さま方も気分転換としてお楽しみくださいませ。皆さんは、「広東語」というものをご存じですか。中国の広東省地方で話されている中国語の方言です。特に、香港とマカオは、特別行政区として独自の歴史があり、公用語として広東語が用いられています。

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検定試験問題解説第112回4級後編
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検定試験問題解説第112回3級後編
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検定試験問題解説第110回2級後編
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第8章 中検3級ピンイン
第7章 中国語のドラマを見て楽しもう!
第6章 中国語のカラオケを歌ってみよう!
第5章 リスニング対策(Youtube動画を活用しよう)
第4章 出題内容を知る・筆記試験❷
第2章 出題内容を知る・リスニング❷
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次回の第113回検定試験は、本年11月24日(日)です。

 

ゴーヤン
ゴーヤン

こんにちは。ゴーヤンです。
今回は2022年11月に実施された第107回中国語検定試験3級(筆記試験)の解説です。過去の試験問題の解説を通して、短期間で合格を目指すポイントを説明するよ。

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1.3級筆記試験の構成と配点

ゴーヤン
ゴーヤン

筆記(選択式・記述式)100点満点においては、第1問から第5問までの計41問で構成され、問題形式は従来と同じスタイルで出題されました。
3級筆記試験においては65点以上を取る必要があります。
なお、実際の試験問題文は、日本中国語検定協会「試験問題・解答」をご参照ください。

第107回(2022年11月)3級問題と解答

第107回(2022年11月)検定試験3級問題

第107回(2022年11月)検定試験3級解答

 

3級問題の出題概要

  • 第1問 発音の問題(計10問、配点20点(各2点))
    •  (1)~(5) 声調の組み合わせが同じものを選ぶ
    •  (6)~(10) 正しいピンイン表記を選ぶ
  • 第2問 空欄埋め問題(計10問、配点20点(各2点))
    •  (1)~(10) 文中の空欄を埋めるのに正しいものを選ぶ
  • 第3問 語順の問題(計10問、配点20点(各2点))
    •  (1)~(5) 日本語の意味に合う正しい語順の中国語文を選ぶ
    •  (6)~(10) 日本語の意味に合う正しい語順の中国語文を作る際に[ ]に入れる単語を選ぶ
  • 第4問 長文読解の問題(計6問、配点20点((1)~(4):3点・(5)~(6):4点))
    •  (1)~(5) 長文中の空欄を埋めるのに適当なものを選ぶ
    •  (6)   本文の内容と一致するものを選ぶ
  • 第5問 作文の問題(計5問、配点20点(各4点))<筆記試験>
    •  (1)~(5) 日本語を中国語に訳す(簡体字で書く)

 

2.3級筆記試験問題の解説

第1問の前半5題 声調

(1)出題のポイント
ゴーヤン
ゴーヤン

第1問の前半5題は、声調の組み合わせが同じものを答えの選択肢4つの中から選びます。

ゴーヤン
ゴーヤン

中国語においては、漢字一つずつに「四声」という4つの声調があり、声調の上がり下がりが違うと全く通じません。

 

中国語の四声

例えば、問題「选择」、選択肢「①原来 ②操场 ③赞成 ④演员」の場合、选择 xuǎn zé(第3声+第2声)なので、これと同じ声調の組み合わせのものを選びます。 

  • 原来 yuán lái (第2声+第2声)
  • 操场 cāo chǎng(第1声+第3声)
  • 赞成 zàn chéng(第4声+第2声)
  • 演员 yǎn yuán (第3声+第2声)これが正解!
(2)声調の勉強法

要するに、知っていないと答えられないので、本格的に対策を講じるには、一つ一つ覚えるしか手はない訳ですが、それはあまり楽しい勉強方法だと言えません。

皆さまご承知のとおり、そもそも、中国語のネイティブスピーカーの方々は、学校の授業で四声を頭に叩き込んだのではなくて、日常生活の中で自然に身につけています。不自然な勉強方法は長続きしません。私たちも同様に中国語の勉強を進める過程において、自然に身に着ければよいと思います。

中国語の勉強では、読む練習と聞く練習が必須ですが、これらを実践するときに、声調の上がり下がりを意識して練習しないと上達しないので、そのように練習されると思います。そうすると「語感」が自然と身についてくるので「心配無用」です。

そもそも、検定試験では満点を取る必要がないので、「5問のうち、3問程度正解すればOK!!」と考えておけば、気楽にクリアーできそうな気がしてくると思うのではないでしょうか。「気楽にクリアーできそうな気がしてくる」というところが大切です。

 

第1問の後半5題 ピンイン

ゴーヤン
ゴーヤン

第1問の後半5題は、正しいピンイン表記を答えの選択肢4つの中から選ぶ問題だよ。

要するに、知っていないと答えられないので、本格的に対策を講じるには、一つ一つ覚えるしか手はない訳ですが、それはあまり楽しい勉強方法だと言えません。

パソコンで文章を書くときに、皆さまはどのような変換を使っているでしょうか?ローマ字変換を使っているならば、中国語の文章作りも比較的簡単に習得できますよ。言語設定で「中国語(簡体字、中国)Microsoft Pinyin」というものを追加してください。この設定に切り替えるとローマ字変換の感覚で、ピンインを打ち込むと簡体字の候補が自動的に表記されます。この機能を用いて文章を作る練習をすると、ピンインが自然と身に付きます。

そもそも、検定試験では満点を取る必要がないので、「5問のうち、3問程度正解すればOK!!」と考えておけば、気楽にクリアーできそうな気がしてくると思うのではないでしょうか。「気楽にクリアーできそうな気がしてくる」というところが大切です。

 

第2問 空欄埋め

ゴーヤン
ゴーヤン

第2問は、文中の空欄を埋めるのに正しいものを答えの選択肢4つの中から選びます。

(1)副詞「都」
  • 副詞「都」は、「~も」という意味ですが、ニュアンスとして「すべて/みんな」という意味が込められています。
  • 「每个人」と出て来ると、「都」を伴うことになります。
(2)量詞「把」
  • 名詞「伞」の量詞は「把」です。
  • 中国語では、日本語以上に物を数えるときに付ける量詞の種類が多いので、その都度、覚える必要があります。
(3)動詞「戴」
  • 「戴口罩(dài kǒu zhào)」で「マスクをつける」という意味です。最近の日常が反映された問題ですね。
(4)関連語句「只有~才・・・」
  • 関連語句「只有~才・・・」は「~してこそ、・・・だ/ただ~だけが、・・・だ」という意味です。
  • 「第4章 出題内容を知る・筆記試験❷」で紹介しています。
  • 「只有这样才能解决问题。」は「そのようにしてこそ、問題が解決できる。(そうすることでしか、問題を解決することはできない。)」。
  • 只有(接続詞)+这样(名詞)+才(副詞)+能(助動詞)+解决(動詞)+问题(目的語)。「才能」ではなく、才(副詞)+能(助動詞)です。
(5)関連語句「不仅~还・・・」
  • 関連語句「不仅~还・・・」は「~だけでなく・・・だ」という意味です。
  • 「我不仅学习汉语,还学习英语。」は「私は中国語だけではなく英語も勉強します。」。
  • 我(主語)+不仅(接続詞)+学习(動詞)+汉语(目的語),还(副詞)+学习(動詞)+英语(目的語)。「不仅」は「不但」と同意味。この文章のように前後節に同じ主語が来る場合は、主語の次に接続詞「不仅(不但)」を置きます
(6)前置詞「到」
  • 前置詞「到」は「~まで(時間的・空間的終点を示す)」という用法です。
  • 「会议到下午五点半结束。」は「会議は午後5時半までです。」。時間的終点を示しています。会议(主語)+到下午五点半(前置詞句)+结束(動詞)。
  • 詳しくは中国語文法講座 16)前置詞の用法❶をご覧ください。
(7)アスペクト助詞「过」
  • アスペクト助詞「过」は「動詞+过」の形で、動詞の直後に「过」を用い、経験や動作の完了/終結を表します。
  • 「我从来没吃过这么辣的菜。」は「私はこれまでこんなに辛い料理を食べたことがありません。」。経験を表しています。
  • 我(主語)+从来(副詞)+没(副詞/否定)+吃(動詞)+过(アスペクト助詞)+这么辣的菜(目的語)。
  • 詳しくは中国語文法講座 6)助詞「过」をご覧ください。
(8)動詞「看完」
  • 動詞「看完」は「見つくす/読み終わる」という意味です。
  • 「这本书,你还没看完吗?」は「この本、あなたはまだ読み終わっていませんか。」。
  • 这本书(主題),你(主語)+还(副詞)+没(副詞)+看完(動詞)+吗(語気助詞)?
  • 話の流れの中で、話題の「主題」となる語句を文の冒頭に置く文章形を「主題化構文」と言います。「主題+主語+述語」の形で用います。
  • 主題化構文については中国語文法講座 5)助詞「了」で勉強しました。
(9)形容詞「矮」
  • 形容詞「矮」は「背丈が低い」という意味です。背丈が高いときは「高」を使います。
(10)方向補語の派生義「笑起来」
  • 「笑起来」は方向補語の派生義(方向の概念から、言葉の意図するイメージが広がって意味がさらに派生した使い方)で、「笑い出す」という意味です。
  • 「動詞+起来(方向補語)」は「・・・し始める(動作の開始と持続)」を表します。
  • 詳しくは中国語文法講座 8)方向補語をご覧ください。

 

第3問の前半5題 語順

ゴーヤン
ゴーヤン

第3問の前半5題は、日本語で示された文章の意味に合う正しい語順の中国語文を答えの選択肢4つの中から選びます。

(1)数量目的語
  • 数量目的語(目的語の名詞の前に数量を置く形式)の語順を尋ねる問題です。
  • 「王君は毎日テニスをする」の場合、「小王每天打网球。」となりますので、ポイントは1時間をどこに入れるかです。
  • 「第3章 出題内容を知る・筆記試験❶」において、「わたしはきのう5 時間アルバイトをしました。」は「我昨天打了五个小时工。」という順序になることを勉強しました。
  • 「王君は毎日1時間テニスをする。」は「小王每天打一个小时网球。」となります。
  • 小王(主語)+每天(副詞)+打(動詞)+一个小时网球(数量目的語)。
(2)前置詞「把」(把構文)
  • 把構文の語順を尋ねる問題です。
  • 把構文とは「主語+前置詞「把」+名詞(強調対象)+動詞」の形で、強調対象(名詞)を先に述べる構文です。
  • 動詞「准备」は「…するつもりである」を表し、この文章は「持っていく」+「つもり」と2段構成になっていますので、「我准备+把構文・・・」の順になります。
  • 把構文のパソコンの動きを示す動詞は「持って」です。つまり、「我准备把这台电脑带・・・」となります。
  • あとは、「中国に行く」を表現すればよいので、「前置詞句+動詞」の語順に従い、「我准备把这台电脑带到中国去。」となって完成です。
  • 我(主語)+准备(動詞)+把这台电脑带到中国去(目的語)。把这台电脑带(把構文:把+这台电脑(強調対象)+带(強調対象の動詞))+到中国(前置詞句)+去(動詞)。
  • 詳しくは中国語文法講座 15)把構文をご覧ください。
(3)前置詞「被」(受身文)
  • 受身文の語順を尋ねる問題です。
  • 受身文は「主語(A)+被+行為者(B)+動詞(行為者の動作)」の形で「AはBに・・・された」となります。
  • 「弟はまた先生に叱られた。」は「弟弟又被老师批评了。」となります。
  • 弟弟(主語)+又(副詞)+被老师(前置詞句/受身)+批评(動詞)+了(語気助詞)。
  • 詳しくは中国語文法講座 14)受身文をご覧ください。
(4)形容詞「少」の用法
  • 形容詞「少」を連用修飾語として用いる際の語順を尋ねる問題です。
  • 形容詞「少」は「少ない」という意味ですが、連用修飾語として用い、「少+動詞+数量目的語」の形式で「本来あるべき数量より少なく…する」という意味を表します。
  • 最初に「たばこは体によくない。」は、主語+前置詞句+否定の副詞+形容詞の順になるので「抽烟对身体不好。」です。
  • 副詞「还是」は「やはり、依然として、あいかわらず」という意味です。
  • 動詞「抽」は「たばこを吸う」、台詞「几」は「いくつか(10以下の数を示す)、量詞「支」は「たばこの本数を数える量詞」、語気助詞「吧」は、ここでは「…したらどうですか/…しましょう」といった語気を示します。
  • 「やはり少し控えたほうがよい。」は、副詞「还是」+「少+動詞+数量目的語」+語気助詞「吧」の順になるので、「还是少抽几支吧。」となります。
  • 抽烟(主語)+对身体(前置詞句)+不(副詞/否定)+好(形容詞),还是(副詞)+少(形容詞/連用修飾語)+抽(動詞)+几支(目的語)+吧(語気助詞)。
(5)前置詞「从」の用法
  • 前置詞「从」は「~から(時間的・空間的起点を示す)」という意味です。
  • 例えば、「私の家から学校まで2時間かかります。」は「从我家到学校要两个小时。」というように使います。
  • 詳しくは中国語文法講座 16)前置詞の用法❶をご覧ください。
  • 動詞「开」は「(車を)運転する」、方向補語「来」は方向を示す補語、量詞「辆」は「自動車などを数える量詞、台」となります。
  • 助詞「了」については、「中華まんを何個食べましたか?」のように数量が明確な目的語(数量目的語)などを使い、具体的な話が展開される場合には、「動詞+了」の形となり、アスペクト助詞「了」を用います。
  • 助詞「了」の用法については中国語文法講座 5)助詞「了」をご覧ください。
  • 「向こうから 1 台の車がやってきた。」は「从对面开来了一辆汽车。」となります。
  • 从对面(前置詞句)+开(動詞)+来(方向補語)+了(アスペクト助詞)+一辆汽车(数量目的語)。

第3問の後半5題 語順

ゴーヤン
ゴーヤン

第3問の後半5題は、日本語の意味に合う正しい語順の中国語文を作る際に、[ ]に入れる単語を答えの選択肢4つの中から選びます。きちんと並べることができないと正しく解答できないので、要するに語順の問題ですね。

(6)結果補語「在」の用法
  • 結果補語「在」を用いた文章の語順を尋ねる問題です。
  • 「動詞+在(結果補語)+場所(目的語)」という構造で、ある動作の結果、場所が示すところに残存していることを表します 。
  • 結果補語「在」の用法については中国語文法講座 7)結果補語をご覧ください。
  • 動詞「掉」は「落ちる」、名詞「地」は通常、方位詞「上」を伴い「床、地面」を表します。
  • 「ケーキが床に落ちる。」は「蛋糕掉在地上。」です。
  • 蛋糕(主語)+掉(動詞)+在(結果補語)+地(目的語)+上(方位詞)。
(7)定型文「快要~了」
  • 定型文「快要~了」の語順を尋ねる問題です。
  • 「快要~了」は「まもなく~する、(今にも)~しようとしている。」という意味です。
  • 動詞「放」は一般的には「放す」という意味ですが、「放暑暇」で「夏休みになる」となります。
  • 「もうすぐ夏休みになる。」は「快要放暑暇了。」となります。
  • 快要(副詞)+放(動詞)+暑暇(目的語)+了(語気助詞)。
  • 詳しくは中国語文法講座 18)定型文をご覧ください。
(8)「是~的」構文&方向補語「来」
  • 「是~的」構文と方向補語「来」の語順を尋ねる問題です。
  • 「是~的」構文の「~」に入る言葉は、時間、場所、方法などに力点を置いて表現するときにこの構文が使用されます。なお、構造助詞「的」は、それ自体の意味を持ちません。
  • 「是~的」構文は中国語文法講座 2)動詞「是」をご覧ください。
  • 動詞「骑」は「(自転車に)乗る」です。
  • 方向補語「来」の場合、原則、目的語は「来」の前で、「来」が後ろに付きます。
  • 方向補語について詳しくは中国語文法講座 8)方向補語をご覧ください。
  • 「彼女は自転車で来ました。」は「她是骑自行车来的。」となります。
  • 她(主語)+是(動詞/「是~的」構文)+骑自行车来(動詞句)+的(構造助詞)。
  • 骑(動詞)+自行车(目的語)+来(方向補語)
(9)様態補語
  • 様態補語の語順を尋ねる問題です。
  • 「様態補語」とは、動詞や形容詞の直後に、構造助詞「得」を伴い、「得」に続くフレーズ等で、動作・行為・状態がどうであるかを具体的に詳しく説明・描写する補語です。
  • 特に、動詞が目的語を取る場合の用法が重要です。様態補語は動詞のすぐ後に「得・・・」と続ける必要があるので、動詞が目的語を取る場合には、同じ動詞を再度用い、「動詞+目的語+同じ動詞+得+様態補語」という構成になります。
  • 例えば、「彼女は中国語を流ちょうに話します。」は「她说汉语说得很流利。」となります。
  • さらに、最初の動詞は省略できます。つまり、「她(说)汉语说得很流利。」と変化します。
  • 「彼は字を書くのがとても上手です。」は「他(写)字写得特别好。」となり、最初の動詞を省略すると「他字写得特别好。」となります。
  • 他(主語)+(動詞省略)+字(目的語)+写(同じ動詞)+得特别好(様態補語)。
  • 様態補語について詳しくは中国語文法講座 9)様態補語をご覧ください。
(10)二重目的語構文
  • 二重目的語構文の語順を尋ねる問題です。
  • 「二重目的語構文」とは、「動詞+目的語1(人)+目的語2(物)」として目的語を2つ使う構文です。
  • 例えば、「神部先生は私たちに中国語に教える。」は「神部老师教我们汉语。」となります。
  • 「皆さんにお知らせすることがあります。」は「我通知大家一件事。」となります。
  • 我(主語)+通知(動詞)+大家(目的語1)+一件事(目的語2)。

 

ゴーヤン
ゴーヤン

皆さま、中国語検定試験3級(筆記試験)の解説はいかがでしたでしょうか?世の中には、いろいろな教材が出ていますが、語順をきちんと説明しているものは、まだまだ少ないと思います。語順の基本を正確にマスターすれば、短期間で3級合格も達成できると思いますよ。

 

神部龍章の部屋からのご案内

【お知らせ➀】

新たな試みとして、講座をご覧いただいている読者の方々が実力確認を行われることを手助けするための教材として「第1回模擬試験(筆記)中国語検定試験3級」を独自に作成しました。ぜひお試しくださいませ。

【おしらせ②】

中検合格講座「第8章 中検3級傾向分析(ピンイン)」において、音声教材を追加いたしました。各単語の発音の習得にご活用ください!

【おしらせ③】

このたび、神部龍章の部屋においてオリジナルYouTube動画(中国語カラオケ🎤:月亮代表我的心、夜来香、后来)を作成しました中検合格講座「第6章 中国語のカラオケを歌ってみよう!」をご覧くださいませ♪♪♪


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